自主基準

1.ミニボート技術指針

ミニボートは、操船のためのボート免許が不要であると共に、法令で定められた船舶検査についても適用除外になっています。(JCIの検査は必要ありません)

一般社団法人日本マリン事業協会では、法的に検査基準の無いミニボートについて、技術的なガイドライン「JMIAミニボート技術基準」を作成し、会員会社にこのガイドラインを遵守するよう奨励しています。

ミニボートの生産者、輸入者、販売者そしてユーザーの方々も参考とされる事をお勧めします。

【JMIAミニボート技術指針】

→インフレータブル(PDF)

→リジッドボート(PDF)

【適合マーク】

当会の会員会社で、「JMIAミニボート技術基準」について、自主的に適合確認を行ったボートには下記の適合マークが張られています。

*適合検査は製造者または輸入者が自主的に実施したものです。

*当マークつきのボートの品質等の保証は製造者又は、輸入者が行います、

一般社団法人 日本マリン事業協会が保証するものではありません。

2.マリンエンジン排出ガス二次自主規制を導入



(一社)日本マリン事業協会に加盟する船外機及びPWCメーカー5社では、2000年モデルより日本国内で販売される船外機及びPWCエンジンから排出される排ガス水準を自主的に規制する取り組みを続けています。

さらに、2011年からは二次規制として、規制値を一次規制(2010年時点)から65%削減し、米国及び欧州で採用されている世界標準の排ガス規制値と協調(ハーモナイズ)させています。

上記5社が販売する船外機及びPWCエンジンは自主規制値を達成しており、海洋の環境保全に寄与しています。


3.二次PWCサウンド低減自主規制

(一社)日本マリン事業協会は平成11年に、水上オートバイ(PWC)のサウンド(発生音)を客観的に評価する測定方法として「PWC加速サウンド測定法」を開発し、合わせてPWCサウンドの低減目標を設定し、段階的にサウンドを低減させていく業界自主規制を制定し展開してきました。これを発展させて「第二次PWCサウンド低減自主規制」を平成21年から制定しました。

本規定は、PWCの開発・製造に関して世界的に主要な企業が所属する(一社)日本マリン事業協会がPWCを活用したマリンレクレーションの健全な発展と社会との 調和をめざし管理運営を行うものです。基準は国際的な調和をねらい、欧州規制と同じISO通過騒音での基準値を採用しました。測定方法が変わるため1次規制との比較は単純にはできませんが先進国で広く適用され規制の効果を得ている内容です。今後、欧州のみならず、海外での規制強化の動きと合わせて、業界自主規制もさらに見直していく事になります。国内で販売するPWCの機器本体から発生する騒音を製造出荷時点にて規制します。

基準値 ・・・・・・・・ 通過騒音 75dB(A)

測定法 ・・・・・・・・ ISO14509 2000-11-01

動力レジャー船によって放出される空気伝ぱ音の測定


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